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リフォーム基礎知識

瓦の種類と特徴

J型

日本の伝統的な瓦屋根

伝統的な和瓦のデザイン

「J型」の瓦は寺社・城郭・茶室など日本建築が培ってきた屋根瓦の伝統美を基本モチーフとしながら、明治以降に流入した西洋建築のアイデアや工夫を取り入れた多彩なJ型瓦があります。

直線で構成される平場の山と谷の流れるようなデザインが美しく、和の伝統を超えた豊かな表現を生み出しています。

現代建築にマッチするカラフルなバリエーションが増え、和風から洋風まで幅広く利用されています。
また、近年の施工技術・設計士と建築業者の連携によるオリジナルカラーの開発、色の異なる瓦でモダンな模様表現(「縞葺き」など)も施工され、現代建築にふさわしいモダンな表情を生み出しています。

「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋

F型

日本の伝統的な瓦屋根

フラットで現代的な平板瓦

「F型」の瓦は、平面を基調とするフラットな形状により、屋根の表面に表れる凹凸を目立たせずにスッキリとした外観のデザインを実現しています。

特に、軒先や袖部における収まりの良さが特徴で、近年の建築様式にマッチした現代的な屋根材として、住宅の外観を美しく演出します。
西洋の伝統的なスレート屋根材のフラットデザインに似通いながらも、陶器瓦ならではの美しい色彩と優れた耐久性を兼ね備え、総合的なバランスに優れた屋根材として定評があります。

近年では、太陽光パネルを設置するためにより軽量化し軽量防災瓦なども需要が増加しています。

「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋

S型

日本の伝統的な瓦屋根

美しいカーブの洋風瓦

「S型」の瓦は、南洋建築とともに移入されたデザインで、「S」型スパニッシュに由来します。

かつてのスパニッシュ瓦は日本の本葺き瓦のように、山と谷の部分が別々の瓦で構成されていました。
その欠点を改良したのがS型で、山と谷が一体となった一枚の瓦で構成されるため、屋根全体が統一化され、施工パフォーマンスを格段に向上させました。

S型瓦のもう一つの特徴は、山と谷がテーパー状に接合していることです。
そのためS型の凹凸感はJ型と異なり、地中海沿岸の建築をイメージさせるような洋風感あふれる屋根に仕上がります。

「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋 「J型」瓦の日本家屋

M型

日本の伝統的な瓦屋根

軽量な、洋風「ふた山瓦」

「M型」瓦は、S型よりも山と谷の起伏が大きく深い洋風瓦で、断面がM字型の瓦です。

M型は1枚あたりのカバー面積が大きいものが多く、使用枚数が比較的少なく済むため軽量化に有利です。
重厚で立体感のある屋根ラインになるため、洋風の建築にマッチします。
軽量なため耐震性にも優れており、地震の多い日本の環境に適した瓦です。

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瓦屋根のお手入れ方法

瓦のお手入れ方法

瓦屋根のメンテナンス方法について紹介

瓦屋根は丈夫で長持ちしますが、定期的なメンテナンスを行うことで、さらに耐久性を保つことができます。
以下に代表的な瓦の補修方法を説明します。

漆喰補修
瓦屋根の漆喰の補修 瓦屋根の漆喰の補修 瓦屋根の漆喰の補修 瓦屋根の漆喰の補修
特徴

漆喰(しっくい)は、瓦と瓦の隙間や棟(むね)の部分を固定・補強するために使われる材料です。

役割

・瓦の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ
・瓦を固定して耐久性を高める
・屋根全体の強度を維持する

劣化のサイン

・ひび割れや剥がれ
・漆喰の欠落

対策

劣化した部分を新しい漆喰で補修 定期的にメンテナンスを行う

瓦止め・ラバーロック
瓦止め・ラバーロックの補修 瓦止め・ラバーロックの補修 瓦止め・ラバーロックの補修 瓦止め・ラバーロックの補修
特徴

瓦が強風や地震でズレたり飛んだりしないように、瓦を固定する作業 です。

役割

・瓦がズレたり外れたりするのを防ぐ
・瓦が落下して事故を防止
・防水性能を維持

劣化のサイン

・瓦がずれている
・強風や地震の後に瓦が浮いている

対策

・ずれた瓦を正しい位置に戻す
・専用のコーキングや釘で瓦を固定
・必要に応じて瓦の交換

番線の交換
番線の交換 番線の交換 番線の交換 番線の交換
特徴

番線 は瓦を固定するためのワイヤー(針金)のことで、棟瓦などを固定する役割があります。

役割

・瓦の固定強度を維持
・瓦が落下するのを防ぐ

劣化のサイン

・番線が錆びている
・緩んでいる、または切れている

対策

・劣化した番線を新しいものに交換
・ステンレス製や防錆加工された番線を使用

棟の葺き戻し
番線の交換 番線の交換 番線の交換 番線の交換
特徴

棟(むね) とは、屋根の頂上部分や交差する部分にある瓦のことで、ここがズレると雨漏りや屋根全体の崩壊につながります。

役割

・屋根全体を支える重要な部分
・屋根の防水性能を維持

劣化のサイン

・棟瓦が浮いている
・しっくいや固定材が剥がれている

対策

・棟瓦を一度取り外して再度積み直す(葺き戻し)
・しっくいや固定材を新しくして強度を高める

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